精選版 日本国語大辞典 「吹き切る」の意味・読み・例文・類語 ふき‐き・る【吹切】 [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙① 風がすっかり吹きやむ。② 腫物(はれもの)などがうみきって破れ、うみが出る。[ 2 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙① 風がはげしく吹いて、ものをちぎる。[初出の実例]「根ごめにふききられたる花どもなどを、ここかしこよりひき出でなどするを」(出典:前田本枕(10C終)二一六)② 風が吹いて、物音などをさえぎる。[初出の実例]「吹切られ又啼く声や小夜千鳥〈孤桐〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例