精選版 日本国語大辞典 「吹き捨つ」の意味・読み・例文・類語 ふき‐す・つ【吹捨】 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙① 吹きとばして捨てる。風が吹いてあとに捨て残す。[初出の実例]「舎利弗の方より毘嵐と云風を出(いだし)て樹(うゑき)を遙に遠く吹捨つ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)② 笛・篳篥(ひちりき)などを吹くとき、その息を吹き切る。[初出の実例]「笛のふきすつるところに篳篥留て詞をさへづるをいふなり」(出典:続教訓鈔(14C前か)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例