続教訓鈔(読み)ぞくきょうくんしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「続教訓鈔」の意味・わかりやすい解説

続教訓鈔
ぞくきょうくんしょう

鎌倉時代の雅楽書。南都楽人狛朝葛 (こまともかず) 著。彼の祖父狛近真の著わした『教訓鈔』に続く楽書として歴史的に重要。文永7 (1270) 年頃から書きはじめ,元享2 (1322) 年頃まで追記したものと思われる。完本は伝えられていないので巻数未詳。内容は,楽曲解説,舞楽の演出,演奏法,楽器論,楽律論などを中心とし,『教訓鈔』にはない中国の音律論や日本の音楽理論を収めた注目すべき個所がある。このほか『教訓鈔』の一部の混入や,後人の記録の混入がみられる。なお本書の大部分は『体源抄』に収録されている。

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