吹き起こす(読み)ふきおこす

精選版 日本国語大辞典 「吹き起こす」の意味・読み・例文・類語

ふき‐おこ・す【吹起】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 風をおこす。
    1. [初出の実例]「此台へ上て笛を一吹たれば商声を吹起て天も高くすずすずとなるぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一)
  3. 吹いて火を燃えたたせる。
    1. [初出の実例]「山里にひとりぬる夜は埋火も板まのかぜに吹おこされて」(出典:六条修理大夫集(1123頃))
  4. ふきあげる(吹上)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「北地の定州の辺は、冬日には衝風が埃塵を吹起て霧を吹散して」(出典:四河入海(17C前)二二)
  5. 風が、物などをはがすように吹き動かす。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む