吹き通る(読み)ふきとおる

精選版 日本国語大辞典 「吹き通る」の意味・読み・例文・類語

ふき‐とお・る‥とほる【吹通】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 風が吹き抜ける。
    1. [初出の実例]「淋敷い…ソラ風が吹通る」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
  3. 笛の音が響き渡る。
    1. [初出の実例]「本てうしのままに、心もなくふきとをらば」(出典:習道書(1430))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む