味酒の(読み)うまさけの

精選版 日本国語大辞典 「味酒の」の意味・読み・例文・類語

うまさけ‐の【味酒の】

万葉(8C後)一一・二五一二「味酒(うまさけの)みもろの山に立つ月の見がほし君が馬の音(おと)そする」
② 転じて、「みわ神酒)」の「み」と同音の「身」にかかる。
狂歌徳和歌後万載集(1785)一〇「生酔(なまゑひ)とわらはば笑へ味酒のみをすててこそうかむ瀬の貝」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「味酒の」の意味・読み・例文・類語

うまさけ‐の【味酒の】

[枕]うまさけ」に同じ。
「―三諸みもろの山に立つ月の」〈・二五一二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android