和風長寿楽(読み)わふうちょうじゅらく

精選版 日本国語大辞典 「和風長寿楽」の意味・読み・例文・類語

わふうちょうじゅらくワフウチャウジュラク【和風長寿楽】

  1. しゅんのうでん(春鶯囀)」の異称
    1. [初出の実例]「春囀〈略〉一名、和風長寿楽」(出典楽家録(1690)二八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の和風長寿楽の言及

【尾張浜主】より

…とくに舞楽に優れ,孝謙天皇のとき〈採桑老〉を舞い,また同天皇の勅により〈蘭陵王〉の桴(ばち)を改めたと伝えられ,833年(天長10)の仁明天皇の大嘗会のために〈応天楽〉〈河南浦〉〈拾翠楽〉の舞を作ったという。839年(承和6)正六位上より外従五位下に昇り,845年正月,上表して〈和風長寿楽〉を舞うことを願い出て許され,最勝会の初日に大極殿前の竜尾道で舞った。時に年113歳であったが,舞い始めると少年のごとく軽やかに舞って満座の称賛を博し,数日後,仁明天皇に召されて,再び清涼殿前で舞った。…

※「和風長寿楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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