員光村(読み)かずみつむら

日本歴史地名大系 「員光村」の解説

員光村
かずみつむら

[現在地名]下関市大字員光

現下関市の東部にあたり、四王司しおうじ山の北東に広がる。東は神田かんだ宇部うべ才川さいがわ、西は井田いだ、北は山田やまだ、南は松小田まつおだの各村に接する。長府藩領で東豊浦郡奥支配に属する。

弘安五年(一二八二)の小野貞右衛門家文書(「閥閲録」所収)に「長門国員光保」とあり、「正任記」文明一〇年(一四七八)一〇月七日条に「北野宝成院明充代竜泉院明猷・同弟松光院明順、自長州員光保参賀之」とみえる。

慶長一五年(一六一〇)検地帳には「員光村」とあり、総石高九六〇石余、うち田六二町余で九一七石余、畠五町余で一五石余、百姓屋敷六四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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