唐人飴(読み)トウジンアメ

デジタル大辞泉 「唐人飴」の意味・読み・例文・類語

とうじん‐あめ〔タウジン‐〕【唐人×飴】

江戸後期ころから明治にかけて、中国風の服装唐人笛を吹き、歌をうたいながら、長崎名物と称する飴を売り歩いた者。また、その飴。のちには唐人笛だけを吹き、飴と木製の笛を売って歩いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唐人飴」の意味・読み・例文・類語

とうじん‐あめタウジン‥【唐人飴】

  1. 〘 名詞 〙 文政一八一八‐三〇)頃から明治にかけて唐人の装束をして、唐人笛を吹き、歌ったり踊ったりして売り歩いた飴売り。また、その飴。のちには、笛だけを吹いて、飴と木製の笛を売った。
    1. 唐人飴〈金草鞋〉
      唐人飴〈金草鞋〉
    2. [初出の実例]「鮫ケ橋から青山辺は唐人飴の得意先きだが」(出典:歌舞伎・夢物語盧生容画(1886)七幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android