デジタル大辞泉 「文政」の意味・読み・例文・類語 ぶん‐せい【文政】 1 文治を主として行う政治。→軍政2 文教に関する行政。 ぶんせい【文政】[年号] 江戸後期、仁孝天皇の時の年号。1818年4月22日~1830年12月10日。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「文政」の意味・読み・例文・類語 ぶん‐せい【文政】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 教育・文化に関する政治。文教に関する行政。[初出の実例]「四十二歳の覇気満々たる文政(ブンセイ)の当局者が」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉三)② 文治を主とする政治。[初出の実例]「如今文政率画一、吾自二童年一記二君実一」(出典:頼山陽詩集(1832)一五・画杜鵑行、謝白河田内月堂)[ 2 ] 江戸時代、仁孝天皇の代の年号。文化一五年(一八一八)四月二二日に改元、文政一三年(一八三〇)一二月一〇日に至って次の天保となる。出典は「書経‐舜典」の「以斉二七政一」の孔伝「舜察二天文一、斉二七政一」。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「文政」の解説 ぶんせい【文政】 日本の元号(年号)。江戸時代の1818年から1830年まで、仁孝(にんこう)天皇の代の元号。前元号は文化(ぶんか)。次元号は天保(てんぽう)。1818年(文化15)4月22日改元。仁孝天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『尚書(しょうしょ)』『漢書(かんじょ)』『群書治要(ぐんしょちよう)』を出典とする命名。文政年間の江戸幕府の将軍は徳川家斉(いえなり)(11代)。仁孝天皇は、1817年(文化14)に父の光格(こうかく)天皇の譲位を受け即位した。光格天皇は譲位後、上皇として1840年(天保(てんぽう)11)に崩御するまで院政を行った。文政年間は文化年間に引き続き、江戸を中心に爛熟した町人文化が花開いた(化政文化)。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報