唖唖(読み)ああ

精選版 日本国語大辞典 「唖唖」の意味・読み・例文・類語

あ‐あ【唖唖】

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙
    1. (からす)の鳴く声。
      1. [初出の実例]「暁窓夢回忽聴唖唖」(出典五山堂詩話(1807‐16)一)
    2. 小児がかたことでしゃべる声。
      1. [初出の実例]「二女子自傍援袖掣衣、笑言唖唖」(出典:再北遊詩草(1825)夢内)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 あきれたように口をつぐんでいるさま。口をきかないさま。黙っているさま。
    1. [初出の実例]「鶴翼又魚鱗、唖々顔若怒」(出典:狂詩・二大家風雅(1790)群僧行乞図)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 副詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android