問は一旦の恥、問わぬは末代の恥(読み)とうはいったんのはじとわぬはまつだいのはじ

精選版 日本国語大辞典 の解説

とう【問】 は=一旦(いったん)[=当座(とうざ)]の恥(はじ)、問(と)わぬは末代(まつだい)の恥(はじ)

  1. 知らないことを尋ねるのはその場は恥ずかしい気がするが、尋ねないと、永久に無知のままであり、末代までの恥である。恥を忍んで何事も聞きなさいといういましめ。聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥。
    1. [初出の実例]「誠に、とふは当座の恥、問ぬは末代の恥と申が、とはずにいた成らば定て恥をかくで御ざらう」(出典:虎寛本狂言・庖丁聟(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android