噪(漢字)

普及版 字通 「噪(漢字)」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] ソウ(サウ)
[字訓] さわぐ

[字形] 形声
声符は(そう)。〔説文〕二下を鳥の群鳴する意とするが、は多くの祝の器((さい))を木の枝に結びつけて神に祈る意。その祈る声を噪という。〔玉〕に「呼噪するなり」とあり、諠噪の意である。

[訓義]
1. さわぐ、やかましい、さわがしい。
2. とりがなく。

[古辞書の訓]
名義抄〕噪 サハカシ・ホユ・コワタカ・カヤ・イキ・ノナクゾ・カト・オト

[語系]
噪・譟s、懆tsは声義近く、呼噪して哀訴する心情を懆という。

[熟語]
噪蛙噪音噪聒噪吟噪喧・噪呼噪嗾
[下接語]
叫噪・競噪・群噪・喧噪・呼噪・号噪・噪・叢噪・啄噪・鳥噪

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android