よつ‐い‥ゐ【四井・四居】
- 〘 名詞 〙
- ① =よつつじ(四辻)②
- [初出の実例]「敵も上手に目をかけて、のさのさとよる所を、小臂をうちあげ、ちがひさまによついをとり」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
- ② 馬の鞦(しりがい)の辻、すなわち組違えの辺。
- [初出の実例]「馬の足はづまば、〈略〉四居(よツイ)にのりこぼれて游がせよ」(出典:源平盛衰記(14C前)三五)
- ③ 腰の称。
- [初出の実例]「跡はらをやまぬ四井をつかはしめ」(出典:雑俳・千枚分銅(1704))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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