四根本煩悩(読み)しこんぽんぼんのう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四根本煩悩」の意味・わかりやすい解説

四根本煩悩
しこんぽんぼんのう

仏教用語。一般の煩悩もととなる煩悩を根本煩悩といい,特に唯識説では,そこに4種あるとする。すなわち,仏教の説く真理に無知である我痴 (がち) ,存在には主体としての我があると誤認する我見 (がけん) ,我があるとしておごり高ぶる我慢 (がまん) ,我にとらわれて執着する我愛 (があい) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android