四面体幾何学(読み)しめんたいきかがく(その他表記)geometry of tetrahedrons

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四面体幾何学」の意味・わかりやすい解説

四面体幾何学
しめんたいきかがく
geometry of tetrahedrons

4つの三角形がその2辺を互いに共有して連なり合っている立体図形を四面体といい,この四面体に関して定まる特殊な点や直線や球について研究する幾何学をいう。四面体とは,より一般には,3次元単体のことである。四面体をつくっている各三角形を四面体の面,面と面の各交線を辺,辺と辺の各交点を頂点という。四面体についても,平面上の三角形の諸性質に対応して,その重心,外心,内心,外接球,内接球などを定義することができる。ただし垂心はそのままでは成立しない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android