回転楕円面(読み)カイテンダエンメン(その他表記)spheroid

翻訳|spheroid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「回転楕円面」の意味・わかりやすい解説

回転楕円面
かいてんだえんめん
spheroid

スフェロイドともいう。直交座標系O- xyz に関して,方程式 x2/a2y2/b2z2/c2=1 ( abc>0 ) で与えられる二次曲面を,楕円面という。特に,abc のうち,どれか2つが等しいとき,上の方程式は,たとえば (x2y2)/a2z2/c2=1 ( ab のとき) となる。これは xz 平面内の楕円z 軸のまわりに回転して得られた曲面である。これを回転楕円面という。回転軸が楕円の長軸であるか短軸であるかによって,それぞれ長偏球 (長球) ,または短偏球 (偏球) という。

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世界大百科事典(旧版)内の回転楕円面の言及

【楕円面】より

…とくにAA′=BB′のときには,楕円面はAA′とCC′を主軸とする楕円をCC′のまわりに回転することにより得られる。このような楕円面を回転楕円面という。AA′=BB′=CC′のときの楕円面は球面である。…

※「回転楕円面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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