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囲米 かこいまい

百科事典マイペディアの解説

囲米【かこいまい】

江戸時代,幕府,大名,郷村などが軍事上あるいは備荒,または米価調節のために米をたくわえること。またはその米。実際は籾(もみ)でたくわえたから囲籾ともいう。天保期(1830年―1844年)に幕府は約55万石,諸藩は約88万石の囲米をもっていた。
→関連項目天保の飢饉

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世界大百科事典 第2版の解説

かこいまい【囲米】

江戸時代,幕府や藩がみずから,あるいは家臣・町人・農民に命じて貯蔵させた米穀。長期の保存に耐える籾を用いることが多いので囲籾ともいう。幕府自身の囲米としては,幕初から年貢米の一部が米蔵に蓄えられており,1843年(天保14)には江戸浅草御蔵に14万石のほか小菅,大坂,二条駿府など合計55万石であった。大名には,1633年(寛永10)以来,城詰米と称して宇都宮,松本,諏訪,膳所藩など要地譜代大名に幕府米の貯蔵と詰替えを命じている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

囲米
かこいまい

囲籾」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の囲米の言及

【天明の大火】より

…禁裏,仙洞御所,公家屋敷,二条城,所司代屋敷,東西両町奉行所なども類焼した。幕府はおりから米穀を買い占めたとして闕所(けつしよ)になった近江屋忠蔵の2万2000両のうち2万両を類焼町に配分して貸し付け,月3厘の利息で籾を備蓄したのが洛中囲米(かこいまい)の初めという。大火は大商人を含む京都商業に大きな打撃を与えた。…

※「囲米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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