びこう‐ちょちくビクヮウ‥【備荒貯蓄】
- 〘 名詞 〙 凶年の備えとして貯蓄すること。また、その貯蓄物。
- [初出の実例]「備荒儲蓄、軍艦製造費、紙幣消却元資繰入等ニ於テ」(出典:太政官達第二五号‐明治一八年(1885)六月五日(法令全書))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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備荒貯蓄
びこうちょちく
凶作・飢饉(ききん)に備え米穀・金銭を貯蔵すること。古来、義倉(ぎそう)・社倉(しゃそう)・常平倉(じょうへいそう)などが設けられ、江戸時代の囲米(かこいまい)・囲籾(かこいもみ)も備荒用の性格が濃かった。なお、明治前期(1880~1899)の備荒儲蓄法(びこうちょちくほう)は窮民対策より地租確保を主眼とするものであった。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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