図に乗る(読み)ズニノル

デジタル大辞泉 「図に乗る」の意味・読み・例文・類語

・る

いい気になって勢いづく。調子に乗る。つけあがる。「少しでもほめるとすぐ―・る」

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関連語 コブシ 山伏 実例

精選版 日本国語大辞典 「図に乗る」の意味・読み・例文・類語

ず【図】 に 乗(の)

  1. ( 「ず」は「頭」をあてることも多い ) 自分の思うように事がはこぶ。勢いよく事がはこぶ。また、そういう状態なので、いい気になってつけあがる。調子に乗る。
    1. [初出の実例]「はづさぬは頭(ヅ)にのり弓の矢先哉〈頼房〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一)
    2. 「何事しても頭(ヅ)に乗(ノ)って、今は金銀うめきて、遣(つか)へど跡はへらず」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)二)
    3. 「強そろへを言立つれば山伏も図に乗って、強ふ見せんと拳(こぶし)をにぎりひぢを張」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)四)

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とっさの日本語便利帳 「図に乗る」の解説

図に乗る

企てが思いどおりに運び、調子に乗りすぎること。つけあがる。悪乗りする。「図」は企てのこと。また、「図に当たる」は、思いどおりにことが運ぶ意。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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