国に盗人家に鼠(読み)クニニヌスビトイエニネズミ

デジタル大辞泉 「国に盗人家に鼠」の意味・読み・例文・類語

くに盗人ぬすびといえねずみ

物事には、その内部自らを害するものが必ずあるということのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「国に盗人家に鼠」の意味・読み・例文・類語

くに【国】 に 盗人(ぬすびと)(いえ)に鼠(ねずみ)

(「徒然草‐九七段」に「其の物につきて、そのものを費やしそこなふもの数を知らず。身に蝨(しらみ)あり、家に鼠あり、国に賊あり」とあるところから) 物事には、大小規模の差はあるが、必ずそれを害するものがその中にひそんでいる。内部の賊はどこにもいるというたとえ。

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ことわざを知る辞典 「国に盗人家に鼠」の解説

国に盗人家に鼠

物事には、必ず、それを害するものが内部にひそんでいる。

[解説] 「徒然草―九七」の「其の物につきて、そのものを費やしそこなふもの数を知らず。身にしらみあり、家に鼠あり、国に賊あり」によることば。

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