共同通信ニュース用語解説 「国営諫早湾干拓事業」の解説
国営諫早湾干拓事業
農地確保と低地の高潮対策を目的に、有明海の諫早湾で1986年に国が着手した事業。97年に湾内を全長約7キロの潮受け堤防で閉め切った。その影響で潮流が変化し漁業不振に陥ったとして、漁業者らが堤防排水門の開門を求めている。国は閉門維持の姿勢を崩さず、開門派との和解協議は複数回決裂。堤防内側に整備された農地約670ヘクタールの入植者の多くは、海水流入で塩害が生じるなどとして開門に反対している。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報