国土軸(読み)コクドジク

デジタル大辞泉 「国土軸」の意味・読み・例文・類語

こくど‐じく〔‐ヂク〕【国土軸】

日本国土において、気候・風土・経済文化などに共通性のある地域を連ねた広域圏。第5次全国総合開発計画では、北東・日本海・西日本・太平洋新に分ける。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の国土軸の言及

【国土総合開発】より

…地域の自立とは,人々の選択と責任のもとに,自然や文化,産業,雇用などの多様な生活空間をつくることであり,それを生かして世界の人々とのつながりを進めていくことである。また,多軸型の国土構造とは,国内の地域間連携のみならず,近隣諸国との国際的なネットワークの推進も射程に入れながら,北東国土軸,日本海国土軸,西日本国土軸,太平洋新国土軸をつくっていく考え方である。この国土軸の考え方の中には,地域間の連携が従来の工業立地や中枢管理といった経済システム中心に形成されてきたことへの反省があり,歴史や自然の中で長期的に育まれてきたネットワークの再生を,現代的なテクノロジーで見直していこうとする動きや,効率主義の道路や通信などのライフラインが阪神・淡路大震災において脆弱性を露呈したことへの反省から,第二国土軸などのバックアップ体制の必要性の主張などがある。…

※「国土軸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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