ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国家公務員試験」の意味・わかりやすい解説
国家公務員試験
こっかこうむいんしけん
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…1918年高等試験令により,それまで別体系だった外交官・司法官の採用試験も一本化され,論文・外国語の予備試験と行政科・司法科・外交科の各科ごとの本試験を行うことになった。43年戦争激化により高文は停止され,46年に復活したものの47年限りで再度停止され,国家公務員試験に引きつがれた。高文の制度化により情実任用が排され学校体系と人材登用試験が結合した結果,貧家の秀才にも立身出世の機会が保障される社会移動の回路が形成された。…
…国家公務員または地方公務員の競争任用試験を俗に公務員試験という。試験制度の歴史は古く,古代中国の〈科挙〉制度にさかのぼることができる。またプロイセンでは18世紀前半にすでに官吏任用試験が実施されていた。一方イギリスでは官吏の情実任用patronageが支配していたが,1855年と70年の改革により公開競争試験制度が採用されるようになった。アメリカも猟官制度spoils systemを改革し,公開競争試験を規定した公務員法(ペンドルトン法)が83年に成立した。…
※「国家公務員試験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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