国連イラン・イラク軍事監視団(読み)こくれんイラン・イラクぐんじかんしだん(その他表記)United Nations Iran-Iraq Military Observer Group; UNIIMOG

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

国連イラン・イラク軍事監視団
こくれんイラン・イラクぐんじかんしだん
United Nations Iran-Iraq Military Observer Group; UNIIMOG

イランイラク戦争終結を目的とする 1987年の安保理決議 598号の実施を監視するため,88年8月から 91年2月まで派遣された国連監視団。 80年9月イラク侵攻によって始まったイラン・イラク戦争は,安保理事務総長の努力によって,84年6月に両国が純粋な民間人の人口密集地に対する故意の軍事攻撃を中止することで合意したが,85年6月にイラクは,民間人地域に対する軍事攻撃を再開した。決議 598号は両国に対して即時停戦,国際的に承認された国境線までの撤退を求めたもの。 26ヵ国が 350名の軍事要員を派遣。日本も外務省職員を政務官として派遣した。

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