世界大百科事典(旧版)内の国際標準地球磁場の言及
【地磁気】より
…彼は当時利用しうる91ヵ所の地磁気観測結果を用いて計算した各球関数の係数の大きさから,地磁気の原因のほとんどが地球内部にあること,および地磁気が地球中心で自転軸と11度傾いた磁気双極子による双極子磁場で近似できることを証明した。現在では国際標準地球磁場International Geomagnetic sekaidaihyakka_reference Field(IGRF)といって80個の球関数の和で地磁気のポテンシャルを定め,各地の磁気異常を求めるときの標準磁場として使用されている(図2-a,図2-b,図2-c)。
[地磁気の時間変化]
このような地磁気の観測を通じて,地磁気は一定不変ではなく,時間的に変動していることが知られている。…
※「国際標準地球磁場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」