国際生化学・分子生物学連合(読み)こくさいせいかがくぶんしせいぶつがくれんごう(英語表記)International Union of Biochemistry and Molecular Biology

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

国際生化学・分子生物学連合
こくさいせいかがくぶんしせいぶつがくれんごう
International Union of Biochemistry and Molecular Biology

生化学および分子生物学の関連学会が加入する国際学術機関。略称IUBMB。1955年に国際生化学連合(IUB:International Union of Biochemistry)として発足し、1991年に国際生化学・分子生物学連合に改組した。事務局はカナダカルガリーにある。2016年の時点で、世界の77の学会が加入している。日本生化学学会は1955年(昭和30)に加入した。

 3年ごとに生化学・分子生物学会の国際会議を開催するほか、国際科学会議ICSU)、国際純正・応用化学連合(IUPAC:International Union of Pure and Applied Chemistry)などの国際学術機関へ提言を行う。また、国際的な立場で生化学・分子生物学教育の水準向上のための活動を展開しており、アフリカ中南米などの地域でのシンポジウムや講演活動、若手研究者への援助、学会開催のための資金援助、刊行物の発行などを行っている。生化学命名法や酵素命名法は、IUBMBとIUPACの共同委員会が策定したものである。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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