日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
国際金融情報伝送サービス
こくさいきんゆうじょうほうでんそうさーびす
International Financial Information Transfer Service
略称アイフィッツ(IFITS)。日本と外国のスウィフト(SWIFT、国際銀行間金融通信協会)加盟銀行間の外国為替(かわせ)に関する情報を伝送、交換していたサービス。KDD(現KDDI)が1981年(昭和56)3月から開始。日本からの国際回線は、アメリカのコンピュータセンターに接続され、毎秒2400ビット、または4800ビットの通信速度で情報を伝送していた。1997年(平成9)8月、KDDはIFITSを廃止。1997年当時でSWIFTには164か国、6176社が加盟していた。IFITS廃止後はSWIFTが独自のネットワークにより加盟各社に情報を提供している。
[福田啓民・徳味昭二]