最新 地学事典 「土壌生成作用」の解説
どじょうせいせいさよう
土壌生成作用
soilforming processes
岩石の風化によって生じた母材から,生物および有機物の存在下で,層位分化した一定の形態的特徴を備えた土壌体が生成される過程。土壌生成作用は常に風化作用を伴って進行。土壌生成過程を一定方向に導く相互に密接に結びついた物理的・化学的・生物学的諸反応には一定の組合せが存在,これは基礎的土壌生成作用と呼ばれ,土壌物質の無機成分の変化を主とするもの,有機成分を主とするもの,無機および有機土壌生成物の変化と移動を主とするものの3主要群にまとめられる。基礎的土壌生成作用は,1)初成土壌生成作用,2)土壌熟成作用,3)粘土化作用(シアリット化作用),4)褐色化作用,5)鉄アルミナ富化作用(フェラリット化作用),6)腐植集積作用,7)泥炭集積作用,8)塩類化作用,9)脱塩化作用,10)塩基溶脱作用,11)レシベ化作用(粘土の機械的移動),12)ポドゾル化作用,13)水成漂白化作用,14)グライ化作用,15)疑似グライ化作用,16)均質化作用。その他バーティソル化作用や鉄質化作用などを挙げる場合もある。
執筆者:松井 健・永塚 鎮男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

