土砂をかけたよう(読み)ドシャヲカケタヨウ

デジタル大辞泉 「土砂をかけたよう」の意味・読み・例文・類語

土砂どしゃをかけたよう

土砂加持を行った砂をかけると、硬直した死体も柔らかになるというところから》態度が急に軟化するさま。ぐにゃぐにゃになるさま。
土砂を掛けられた様に直ぐグタグタになる気遣きづけえは無エ」〈魯庵・くれの廿八日〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土砂をかけたよう」の意味・読み・例文・類語

どしゃ【土砂】 を かけたよう

(土砂加持をした白砂をかけると硬直した死体も柔らかになるというところから) 急に態度が柔らぎ、弱々しくなるさま。ぐにゃぐにゃになるさま。
浄瑠璃・嫩㮤葉相生源氏(1773)五「忽ちに心容も、ぐにゃぐにゃと土砂をかけたるごとくにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android