圧縮気体圧力計(読み)アュシュクキタイアツリョクケイ

化学辞典 第2版 「圧縮気体圧力計」の解説

圧縮気体圧力計
アュシュクキタイアツリョクケイ
compressed gas manometer, closed tube mercury manometer

一定温度における気体体積-圧力関係を利用した高圧ガス圧力計の一種.図に示すような耐圧容器内に上下両端に細管のある管を鉛直に立て,管の下端は容器内に入れた水銀中に開いており,管の上端には一定量の気体が封入されている.容器のA口に気体容器をつなぐとC管内の水銀の位置によって容器内の圧力を測定できる.温度の影響を避けるためにC管はガラス管で包み水冷してある.10 MPa ぐらいまでの圧力測定に用いる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android