在り経(読み)アリフ

デジタル大辞泉 「在り経」の意味・読み・例文・類語

あり・ふ【在り経】

[動ハ下二]生きて年月を送る。ある状態月日を過ごす。
「ことさわがしき心地して―・ふる中に」〈かげろふ・中〉

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精選版 日本国語大辞典 「在り経」の意味・読み・例文・類語

あり‐・ふ【在経】

  1. 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙
  2. ずっとある状態で経過する。ありわたる。
    1. [初出の実例]「ありへても朽ちし果てねば女郎花(をみなへし)人離(さか)りゆく秋もありけり」(出典:昌泰元年亭子院女郎花合(898))
  3. 生き長らえる。
    1. [初出の実例]「いさり火のよるはほのかにかくしつつ有へば恋のしたに消(け)ぬべし〈藤原忠国〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六八一)

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