在宅ホスピスケア(読み)ざいたくほすぴすけあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「在宅ホスピスケア」の意味・わかりやすい解説

在宅ホスピスケア
ざいたくほすぴすけあ

癌などの末期患者宅を医師が往診、痛み緩和治療などをしながらその最期をみとること。ホスピスは日本では特別病棟と考えられているが、本来は患者の苦痛、死への恐怖感を和らげ、尊厳ある人生の最期を過ごせるようケアするシステムであり、経口モルヒネ剤、栄養補給法の発展などで在宅でのケアも可能になった。ホスピス施設、病院、開業医、在宅医療ネットワーク、訪問看護ステーションなど、その主体はいろいろ。1992年には熱心な医師たちによって「日本ホスピス・在宅ケア研究会」が発足した。67年に世界初の現代的ホスピスをロンドンに開いた現代ホスピス運動の祖、ソンダースは97年に来日、日本での在宅ホスピスのおくれを指摘している。

[田辺 功]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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