デジタル大辞泉 「苦痛」の意味・読み・例文・類語 く‐つう【苦痛】 からだや心に感じる苦しみや痛み。「苦痛に顔がゆがむ」「精神的苦痛を与える」[類語]苦しみ・苦難・試練・四苦八苦・七転八倒・いばら・びんびん・切切せつせつ・痛切・切実・深刻・ひしひし・つくづく・しみじみ・じいん・心から・切せつ・悲痛・沈痛・悲愴・悲傷・悲しい・物悲しい・うら悲しい・せつない・つらい・痛ましい・哀れ・哀切・もの憂い・苦しい・憂うい・耐えがたい・しんどい・やりきれない・たまらない・遣やる瀬ない・断腸の思い・胸を痛める・胸が痛む・胸が塞がる・けだるい・アンニュイ・胸が裂ける・胸が張り裂ける・胸がつかえる・胸が潰れる・胸がつまる・気を揉もむ・重苦しい・滅入る・気遣わしい・塞ぐ・塞ぎ込む・消沈・しょげる・しょげ返る・沈む・憂鬱・憂愁・沈鬱・メランコリー・鬱・気鬱・気塞ぎ・鬱鬱・陰鬱・暗鬱・鬱屈・鬱結・鬱気うっき・鬱悶うつもん・鬱積・抑鬱・憂さ・鬱陶しい・悶悶もんもん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「苦痛」の意味・読み・例文・類語 く‐つう【苦痛】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① ( ━する ) 肉体の痛みのために苦しむこと。また、その痛み。[初出の実例]「苦痛池風和気変。那堪林露暖光晞」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)四・三月尽日惜春〈藤原重綱〉)「翌日より重き病を請けて、五体暫(しばらく)も安き事無く、七日の間苦痛(クツウ)逼迫(ひっぱく)して」(出典:太平記(14C後)二六)[その他の文献]〔韓非子‐解老〕② 精神的な苦しみ。悩み。[初出の実例]「フッキニ ナレバ、cutçǔ(クツウ) ヒッパクニ ヲヨブ コトガ アル」(出典:天草本伊曾保(1593)狐と鼬の事)[その他の文献]〔呂氏春秋‐行論〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「苦痛」の意味・わかりやすい解説 苦痛くつう 生理的、心理的になんらかの損傷が与えられるときにおこる苦しみ・痛みの感覚あるいは状態。一般に苦痛は避けられるべきものであるが、あえて苦痛を求めることもある。すなわち精神分析では苦痛はかならずしも避けるべき不快とはみなさない。対象に苦痛を与えて満足を得るサディズムと対象から苦痛を与えられて満足を得るマゾヒズムがあり、両者をあわせてアルゴラグニー(苦痛嗜愛)という。[外林大作・川幡政道]『ハヴロック・エリス著、佐藤晴夫訳『性の心理2 愛と苦痛』(1995・未知谷)』[参照項目] | サディズム | マゾヒズム 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「苦痛」の意味・わかりやすい解説 苦痛くつうdistress 痛覚刺激などの不快刺激によって誘発される情動で,痛みの感覚そのものとは区別される。苦痛は,悲しみ,欲求不満,葛藤など各種の心理的原因によっても生じる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by