geomagnetic three components
地球磁場はベクトル量なので三つの独立な成分によって表記できる。この三つの地球磁場の成分を地磁気三成分または地磁気三要素(geomag-netic three elements)と呼ぶ。ある点で真北,東,鉛直下向きにそれぞれX, Y, Z軸をとったときの磁場ベクトルの各成分を,それぞれX, Y, Z成分と呼ぶ。また,全磁場ベクトルの大きさを全磁力F(total intensity),水平面へ正射影したベクトルの大きさを水平分力H(horizontal intensity)と呼ぶ。このほかに,偏角D(declination)と伏角I(inclination, dip)による表記がある。偏角とは水平分力ベクトルと真北とのなす角度で,北から東回りを正にとる。伏角は全磁力ベクトルが水平面となす角度であり,水平面から下向きを正にとって測る。三成分の表記にはこれらのうち(X, Y, Z)もしくは(H, D, Z)の組合せを用いることが多い。
執筆者:横山 由紀子

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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