坂本善三(読み)サカモト ゼンゾウ

20世紀日本人名事典 「坂本善三」の解説

坂本 善三
サカモト ゼンゾウ

昭和期の洋画家



生年
明治44(1911)年3月15日

没年
昭和62(1987)年10月14日

出生地
熊本県阿蘇郡小国村宮原(現・小国町宮原)

学歴〔年〕
帝国美術学校〔昭和8年〕卒

主な受賞名〔年〕
独立賞〔昭和22年〕,児島賞〔昭和40年〕,G賞〔昭和45年〕,熊日社会賞〔昭和50年〕,西日本文化賞〔昭和51年〕,長谷川仁記念賞(第1回)〔昭和52年〕「黒の構成」,国際版画展プリ・プロフェッショナル(フランス)〔昭和61年〕

経歴
昭和6年独立美術協会第1回展から出品、以後毎回入選、23年同会員。32年〜34年渡仏。その間22年独立賞、40年児島賞、45年G賞受賞。38年第1回個展、以後数々の美術展に発表、グレーと黒による独自の抽象画に評価を集める。代表作に「連帯」「灰色の中の青」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂本善三」の解説

坂本善三 さかもと-ぜんぞう

1911-1987 昭和時代の洋画家。
明治44年3月15日生まれ。昭和6年独立美術協会第1回展から出品,22年独立賞をうけ,24年同会会員となる。32-34年渡仏。帰国後,抽象画に転じた。43年九州産業大教授。昭和62年10月14日死去。76歳。熊本県出身。帝国美術学校(現武蔵野美大)中退作品に「連帯」「黒の構成」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android