デジタル大辞泉
「構成」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こう‐せい【構成】
- 〘 名詞 〙
- ① 組織、形、理論などを組み立てること。また、組みたてたもの。〔音訓新聞字引(1876)〕
- [初出の実例]「題目搆成(カウセイ)の法は別に一定の規もなければ」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
- ② 文芸、音楽、造形芸術、演劇などの諸芸術で、それぞれの自律的世界を形成するために、表現上の素材を独自の手法で組み立て秩序づけること。特に絵画、写真の場合は構図という。コンストラクション。
- [初出の実例]「僕の脚本『お化け道中』には、使ひ古したギャグは在っても、いい加減な構成は決してなかったつもりである」(出典:苦笑風呂(1948)〈古川緑波〉ロッパ放談)
- ③ カント哲学で、経験によらず概念的思考によって対象を組み立てること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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構成
こうせい
composition
一般に多くの部分を,与えられた目的に従って一つの統一的な全体に総合すること。哲学では,おもに概念操作によって認識対象を組立てること。美学では,作者がそのイメージに基づき,平面,立体,空間などの種々の美的表現要素を組立てて1つの作品を作り上げること。音楽においては作曲の全過程をいう。文法的には,2つ以上の文の要素を単一の観念を表明する統語法的な複合体へと結合すること。その複合体において,使用や意味の全体的ないし部分的な変更によって,その構成要素がおのおの単一の要素であったときの意味から大なり小なり分離する場合,それは合成語といわれる。 (→形成 )
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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普及版 字通
「構成」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の構成の言及
【彫刻】より
…石,粘土,金属,ガラス,木材,乾漆,象牙,蠟など,およそ立体的造形に適応するすべての材料が利用され,近代・現代では,合成樹脂,鉄材その他が利用される。これらの材料の種類と用途に応じて多種多様な専門技法が用いられるが,基本的な技法は,こね上げること,刻むこと,構成すること,つまり塑造,彫刻,構成の三つに分類される。 すでに旧石器時代の作品に,塑造的造形plastic,mouldingと彫刻的造形glyptic,carvingの2種類が見いだされる。…
※「構成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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