坂貫村(読み)さかぬきむら

日本歴史地名大系 「坂貫村」の解説

坂貫村
さかぬきむら

[現在地名]砥用町坂貫

東はまく川を挟んで目磨めとぎ村、西は九尾ここのお村および小岩野こいわの村・下草野げぞの村・坂本さかもと(現中央町)、北は津留つる川を挟んでいま村と接する。南北に長い村落で、大半は山林で覆われている。慶長国絵図に村名がみえ、元和七年(一六二一)八月三日の加藤忠広黒印状写(赤星文書)によれば、赤星伊豆に対し「中山坂貫村之内七拾七石七斗壱升」が宛行われている。正保郷帳によると高二四一石六斗余、うち田方一三三石七斗余・畠方一〇七石八斗余。中山手永に属した。「国誌」には、「大田尾村下門部村井手口村摩久村等ノ小村アリ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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