垣籠村(読み)かきごもりむら

日本歴史地名大系 「垣籠村」の解説

垣籠村
かきごもりむら

[現在地名]津久見市上青江かみあおえ 垣籠

赤木あかぎ村の南、青江川の中流右岸に位置する。地元ではカッコモリと称する。江戸時代は臼杵藩領で、初め津久見村組(慶長一一年惣御高頭御帳)、のち道尾組に属した(「臼杵藩御会所日記」など)。慶長二年(一五九七)の臼杵庄検地帳写(渡辺家文書)に村名がみえ、高二〇石余(田方八斗余・畑方一九石余)、村位は中。


垣籠村
かいごめむら

[現在地名]長浜市垣籠町

丘陵西麓に位置し、北と西は東上坂ひがしこうざか村、南は保多ほだ村。戦国時代に垣籠久左衛門なる武士がいたという(木間攫)。慶長一九年(一六一四)の成瀬正一知行目録(記録御用所本古文書)に「掻籠村」四一六石余とあり、江戸時代を通じ旗本成瀬領。寛永石高帳では高四三三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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