埋川村(読み)うめかわむら

日本歴史地名大系 「埋川村」の解説

埋川村
うめかわむら

[現在地名]倉敷市上富井かみとみい

四十瀬しじゆうせ村の西に位置し、すぐ西を東高梁ひがしたかはし川が流れる。寛永八年(一六三一)の開発新田であるが(「鴨方領明細帳」池田家文庫)、寛永備中国絵図には記載がない。明暦二年(一六五六)の埋川新田村土免状(倉敷市立中央図書館蔵)によれば高二一五石余、直高七七石余、岡山藩領。免は田免三ツ、畠免二ツであるが、以後上昇し、寛文八年(一六六八)の三ツ六分、二ツ五分以後固定している。同一二年に鴨方藩領となったと思われ、幕末まで同藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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