吉備温故秘録(読み)きびおんこひろく

日本歴史地名大系 「吉備温故秘録」の解説

吉備温故秘録
きびおんこひろく

一一一冊

別称 吉備温故 大沢惟貞編

成立 寛政―享和頃

原本 池田家文庫

解説 岡山藩に関する総合的資料集。編者は同藩士。地誌的記述のほか古文書・歴史・人物・法令・制度など多方面に及び、なかには「有斐録」「備前軍記」をも収めて膨大。備中領分および鴨方藩領を付録とする。序跋もなく巻数の記入も不十分であることから、未完に終わったとされる。なお現存分のほか散逸分九冊があり、全一二〇冊と推定する説がある。岡山藩(領)を研究するうえで必見の基本文献。

活字本 吉備群書集成第五―一〇輯

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む