埋水(読み)うもれみず

精選版 日本国語大辞典 「埋水」の意味・読み・例文・類語

うもれ‐みず‥みづ【埋水】

  1. 〘 名詞 〙 草木の陰などに隠れて見えにくい水。和歌では人知れず秘めた心の比喩俗世を離れて隠れ住むことの比喩として用いられることが多い。
    1. [初出の実例]「もらさばや細谷川のうもれ水影だに見えぬ恋に沈むと〈よみ人しらず〉」(出典:二度本金葉(1124‐25)恋下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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