城嶽(読み)ぐすくだけ

日本歴史地名大系 「城嶽」の解説

城嶽
ぐすくだけ

楚辺そべ一丁目にある小丘陵。最高所は標高約三二メートル。景勝の地として知られた。「琉球国志略」に「真和志古波蔵村に在る。数百株ほどの古松がこんもりとしている。東方、三十余歩の所に旺泉という泉あり」(平田嗣全訓読)とある。徐葆光に「城嶽霊泉」と題する作品がある。城嶽霊泉は中山八景の一。「瑞泉托王居 巨榜標金闕 玉乳潟巌溜 冷冷自幽絶(瑞泉 王居に托し/巨榜 金闕に標す/玉乳より巌溜潟〔そそ〕ぐ/冷冷として自ずから幽絶たり)(琉球国志略)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android