埒す(読み)らちす

精選版 日本国語大辞典 「埒す」の意味・読み・例文・類語

らち‐・す【埒】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 埒をつける。始末をつける。きまりをつける。
    1. [初出の実例]「某〈略〉、宿の妻共致さんため、文軍両輪の介道逸といふ者を、身請けの為に遣ぜしが、定めてらちして帰るべし」(出典:浄瑠璃・傾城八花形(1703)一)
  3. 柵などでまわりを囲む。
    1. [初出の実例]「駅を発車し、山路を走りされば、左右に岩石多く畳積し、以て路線を埒す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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