執念し(読み)しゅうねし

精選版 日本国語大辞典 「執念し」の意味・読み・例文・類語

しゅうね‐・しシフネ‥【執念】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 執念深い。執着心が強い。しつこい。強情である。
    1. [初出の実例]「戸をあけて侍りし程に、風引きて、腹のこほこほと申ししを、一二度は聞き過して、猶しふねくあけんとし侍りし程に」(出典:落窪物語(10C後)二)
    2. 「一たび気に入らぬ事あるときには、執念(シウネ)意地悪く待遇(あしら)ふ癖あり」(出典:妹と背かゞみ(1886)〈坪内逍遙〉二)

執念しの派生語

しゅうね‐が・る
  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙

執念しの派生語

しゅうね‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

執念しの派生語

しゅうね‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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