デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀の小万」の解説 堀の小万(初代) ほりの-こまん ?-? 江戸時代後期の芸者。江戸浅草山谷堀の船宿武蔵屋から16歳で座敷にでる。美人で芸もすぐれ,酒につよく巻き舌で啖呵(たんか)をきった。はじめは客受けがよくなかったが,大田南畝(なんぽ)にひいきにされ,南畝の狂歌「詩は詩仏書は米庵に狂歌乃公(おれ)芸妓小万に料理八百善」で評判もたかまる。35歳で引退。本名はお松。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例