最新 地学事典 「堆積シーケンス」の解説
たいせきシーケンス
堆積シーケンス
depositional sequence
二つのシーケンス境界によって挟まれた,1回の海進・海退で形成された整合一連の地層群(P.R. Vail et al.,1977)。もともとは,L.L.Sloss(1963)が層群や累層群の上の地層単位として北米大陸の顕生代の地層を広域的な不整合を基に六つのシーケンスに分けたのに由来する。シーケンス層序学でも用いる堆積シーケンスは,このSlossのシーケンスに比べるとより短い時間で形成される不整合間の地層をいうが,堆積盆地の広い地域にわたって追跡可能な不整合を基準とする。一つの堆積シーケンスのもつ堆積期間は一般に数Maを基準にするが,より長い期間をもつものをスーパーシーケンス,短い周期のものを高解像度シーケンスもしくは高周波数シーケンスと呼ぶことがある。
執筆者:保柳 康一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

