最新 地学事典 「最若クラスター年代」の解説
さいじゃくクラスターねんだい
最若クラスター年代
youngest cluster age
砕屑性ジルコン年代は,しばしば単一または複数の年代付近に集まり年代群をなす。最若クラスター年代は,最も若い年代群の代表値(加重平均をとることが多い)で,後背地においてジルコンを含む最も若い火成岩体または火山噴出物の年代を反映。単一のマグマに含まれるジルコンの年代のばらつきや分析誤差を考慮し,2σ(σは標準偏差)または3σの範囲が互いに重なる砕屑性ジルコン年代の集合をもって一つの年代群を認定することが多い。最若クラスター年代は,堆積年代上限値(MDA: maximum depositional age)を示す。堆積年代の拘束をさらに強めるためには,被覆層や貫入岩の年代または,当該砕屑岩の変成年代から堆積年代下限値を知る必要がある。
執筆者:大藤 茂
参照項目:破屑性ジルコン
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

