堤西牟田遺跡(読み)つつみにしむたいせき

日本歴史地名大系 「堤西牟田遺跡」の解説

堤西牟田遺跡
つつみにしむたいせき

[現在地名]平戸市堤町

平戸島南部の西海岸にある旧石器時代の遺跡。小丘陵の東斜面(標高約一八メートル)にあり、AT火山灰層を挟んで五つのナイフ形石器文化が確認されている。AT降灰直前の第I文化から順次時代が下るにしたがって、共伴遺物によって三稜尖頭器から百花台台形石器への変遷をたどることができた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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