精選版 日本国語大辞典 「堪ゆ」の意味・読み・例文・類語
こら・ゆ【堪】
こた・ゆ【堪】
- 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「こたふ」とともに、室町ごろから用いられた語。多く終止形は「こたゆる」の形をとる ) =こたえる(堪)〔文明本節用集(室町中)〕
- [初出の実例]「骨肉にこたゆるけふのしぐれ哉〈楚舟〉」(出典:俳諧・枯尾花(1694)下)
た・ゆ【堪】
- 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段動詞「たふ(堪)」から転じて中世頃から用いられた語 ) =たえる(堪)
- [初出の実例]「大方人の当りは、けがらはしくくさくて、たゆべくもあらねば」(出典:発心集(1216頃か)三)